学習方法

【基本情報技術者試験】一夜漬けは不可能?短期&3か月で合格を目指す勉強法

近年のIT化への期待の高まりにより、ITに関する資格取得を考えている方が増えてきています。
IT資格の中でまず思い浮かぶのがIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)による「基本情報技術者試験」です。この基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門ともいわれ、体系的にIT知識を得るためには非常に良い資格です。
資格取得を考えている方の中には「できるだけ早く基本情報技術者試験に合格するために一夜漬けで臨もう」とお考えの方もいらっしゃると思います。
そこで本記事では、「基本情報技術者試験一夜漬けで合格できるのか?」という疑問にお答えするとともに、効果的な勉強法を提案したいと思います。

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2023年に2回の不合格(うち1回は遅刻…笑)を経て、基本情報技術者試験を合格した私の観点から「基本情報技術者試験一夜漬けで合格できるのか?」という疑問にお答えして、効果的な勉強法を提案します。

一夜漬けで基本情報技術者試験に合格できるのか?

結論:不可能に近いです(一部例外を除く)

結論としては「不可能」です。

※ただ、以下の方は例外かなと思います。

  • 以前に基本情報技術者試験に合格したことがあり、再受験をする方
  • 情報系の専門学校・大学・高等専門学校の出身でかつ、5年以上のIT系の職業に就いている方

以下に一夜漬けが難しい2つの理由をまとめました

理由①:試験範囲の広さ

基本情報技術者試験は以下のように科目Aと科目Bの2種類が出題され、科目AではITにおける内容に関して広い範囲で出題され、科目Bではアルゴリズム・セキュリティに関する問題が出題されます。

特に科目Aに関しては、試験範囲の内容が多岐にわたり、記憶定着の観点から見ても全内容を一夜漬けで記憶しておくことは困難だと言えるでしょう。

【科目A】:60問

大分類中分類
テクノロジ系基礎理論基礎理論
アルゴリズムとプログラミング
コンピューターシステムコンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
技術要素ユーザーインタフェース
情報メディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ
開発技術システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
マネジメント系プロジェクトマネジメントプロジェクトマネジメント
サービスマネジメントサービスマネジメント
システム監査
ストラテジ系システム戦略システム戦略
システム企画
経営戦略経営戦略マネジメント
技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ
企業と法務企業活動
法務

【科目B】:20問

  • データ構造及びアルゴリズム(擬似言語)
  • 情報セキュリティ

からの出題

理由②:【科目B】の試験形式の難しさ

特に【科目B】で出題される「データ構造及びアルゴリズム(擬似言語)」の試験形式に慣れるのが難しいです。

基本情報独自の疑似言語を用いたアルゴリズム問題が出題されます。科目Bとしての学習も必要になるため、一夜漬けでこの形式に慣れるのも至難の業と言えるでしょう。

短期攻略法(2週間):非推奨

ある程度の知識の下地がある方(「ITパスポート」に合格できるレベル)であれば、私の感覚としては「2週間」という短期間において、平日は毎日3時間、土日は合わせて12時間程度の学習期間があれば何とか合格ラインに届くことができるのではないかと思います。(それでも厳しい戦いになると思います…)

この2週間での最短合格を目指す方であれば、「基本情報技術者試験ドットコム」をとにかく解きまくるのが最適解です。参考書を読んで理解する時間を確保するのは恐らく不可能だからです。

一夜漬けに頼らない勉強計画のすすめ(3か月):オススメ

基本情報技術者試験一夜漬けではなく、しっかりと内容を理解して確実に合格に繋げるための理想的な学習期間は「3か月」です。これぐらいの期間が確保できるのであれば以下の勉強スケジュールで確実に合格に結びつけることができるでしょう。

 

おわりに:一夜漬けではなく長期的な学習を目指そう

かなりのITに関する下地がない限り、基本情報技術者試験一夜漬けで突破するのは不可能です。できれば、3か月ほどの学習期間を取り、確実に合格に結びつけましょう!

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基本情報技術者試験は一夜漬けではなく、コツコツと学習しよう!